29日(火)にトレーニングキャンプ2日目を迎えたなでしこチャレンジは、快晴の空の下で午前と午後の2回トレーニングを行いました。
午前のトレーニングに出る前に、なでしこジャパンの目指す戦い方について映像を使った説明がされ、目指す場所であるなでしこジャパンのスタイルを目に焼き付けます。トレーニングでは冒頭に「Yo-Yoテスト」と呼ばれる20mの往復走を繰り返す、シャトルラン形式の持久力測定テストを行い、個々人の現在のコンディションを確認。その後、別項目テストを行う5名を除いた18名はボールコントロールとパス&コントロールといった基礎的なメニューをこなし、そこから9対9のポゼッションで強度を高めたトレーニングを行い午前のセッションを終えました。
午後は前日から吹き荒れた風も収まり、恵まれた天候の中で入念なウォーミングアップと、コーディネーションでトレーニングを開始。ピッチを広く使った動きながらのパス&コントロールでは正確なテクニックが求められ、その後の3対3、5対5では、後方に置いたフリーマンをうまく使いながら、動きを止めずに我慢強くボールを出し入れし、アイデアを持って前線を伺うことが求められました。集中したトレーニングを2回行ったこともあり、ピッチを後にする選手たちには充実した表情が見られました。
夕食後のミーティングでは、フィジカルの側面から、なでしこジャパンという目指すステージに必要なトレーニングの要素などが説明され、自身の課題に向き合い継続して取り組むことの重要性について選手たちは認識を新たにしていました。
選手コメント
DF 松原志歩選手(アルビレックス新潟レディース)
昨年12月のなでしこチャンレンジに続いて選ばれました。12月とはメンバーが違いますが、皆とも馴染めて、年が上の人も声をかけてくれるので楽しく出来ています。前回も今回も、コーチ陣から指摘されるポイントはだいたい同じですが、このレベルの高いグループの中でそうした指導を受けることができるのはとてもありがたいです。ここから何かを持ち帰り、少しでもなでしこジャパンに近付きたいです。なでしこジャパンは自分が選ばれるわけがないと思っていましたし、憧れの存在でした。しかし、なでしこチャレンジという場所に来て、自分に足りないところも分かりますし、伸びしろしかない、成長するしかないと思っています。このグループの中でも差を感じているので、なでしこジャパンのグループに割って入れるのは簡単ではありませんが、少しずつコツコツとやっていきたいと思います。
MF 西川彩華選手(ジェフユナイテッド市原・千葉レディース)
去年の12月になでしこチャレンジに初招集された時は、自分がこのステージに立てるんだという驚きがありました。しかし合宿が始まると、自身の技術レベルの低さやフィジカルの弱さにショックを受け、色々な部分でまだまだだと感じて自分のチームに帰りました。その後は今自分にできることを一生懸命やろうと思って取り組んできました。前回の活動で結果が残せなかった自分に今回また声がかかったことに再び驚きましたが、今できることをひとつひとつやっていくことを考えると、焦りがなくなって、他の人の話や考えも入ってきますし、人のプレーも見られるようになりました。前回はパスミスが多かったですが、ここにきてその点はポジティブに普段どおりチャレンジできています。まだ2日ですがとても有意義に過ごせています。
FW 南野亜里沙選手(ノジマステラ神奈川相模原)
なでしこジャパンは小さい頃からの夢でしたが、同時にとても遠い存在でした。昨年12月のなでしこチャレンジに呼ばれて初めて具体的に意識するようになりました。なでしこチャレンジは若い選手が呼ばれるイメージがあったので、正直びっくりしました。なでしこジャパンのFWは実力ある選手が揃っていて、リーグでも凄いと思わされる選手ばかりです。そこに食い込める存在であることをとても嬉しく思います。今回の活動ではなでしこジャパン入りを目指してアピールもしたいですが、なでしこジャパンで求められることを吸収して、自チームでもそれを表現したいと思います。そうすることが評価にもつながると思うので意識していきたいです。
スケジュール
1月28日(月) | 15:30 | トレーニング(J-STEP)【一般公開】 |
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1月29日(火) | 09:15 | トレーニング(J-STEP)【一般公開】 |
15:30 | トレーニング(J-STEP)【一般公開】 | |
1月30日(水) | 09:15 | トレーニング(J-STEP)【一般公開】 |
15:30 | トレーニング(J-STEP)【一般公開】 | |
1月31日(木) | 09:15 | トレーニング(J-STEP)【一般公開】 |
※スケジュールや会場は急遽変更になる場合がございます。