皇后杯 JFA 第40回全日本女子サッカー選手権大会は、2019年1月1日(火・祝)に大阪府のパナソニックスタジアム吹田で決勝戦を開催します。
対戦するのは、今シーズンのプレナスなでしこリーグ1部で優勝した日テレ・ベレーザ(なでしこ1部/東京)と、準優勝のINAC神戸レオネッサ(なでしこ1部/兵庫)。12月29日(土)の準決勝では、両チームが1点差の拮抗した試合を勝ち抜いてきただけに、決勝戦も接戦は必至です。
準決勝で浦和レッズレディース(なでしこ1部/埼玉)を下して2大会連続の決勝戦に進んだ日テレは、優勝したリーグ戦、なでしこリーグカップ1部に続く、3冠に王手をかけています。
日テレの永田雅人監督は「今シーズンはビッグゲームで(得点を)取るべき選手が、取るべきところで取っている」と評価しながら、決勝戦については「これからも選手がうまくなり続ける過程の試合」と位置付けています。
なでしこリーグ得点王と最優秀選手賞を受賞したキャプテンの田中美南選手は、今大会の全4試合で得点中。リーグ戦での好調を維持し、皇后杯連覇を狙います。「いい準備をして決勝戦に入り、3冠をみんなで喜びたい」と、今シーズン最後の試合を思い描きながら「元日の決勝戦は一層注目が集まる。女子サッカー発展のためにも試合を見に来てほしい」と呼びかけています。
準決勝でジェフユナイテッド市原・千葉レディース(なでしこ1部/千葉)を延長戦の末に下したI神戸は、今シーズンのリーグ戦、リーグカップともに準優勝で終わったため、2大会ぶりの皇后杯優勝に意欲的です。
I神戸の鈴木俊監督は、「今シーズンの3試合で1度も勝てていない相手。守備が長くなるかもしれない」と日テレを警戒しながら「それでも、ひとつのチャンスをものにする選手は揃っている」と、自信の一端をのぞかせます。
準決勝で複数のポジションを任されながらチャンスを演出した、キャプテンの中島依美選手は「元日まで、このメンバーでサッカーをしたい気持ちがチームを動かしている。優勝を目指す上でも、日テレはいい相手。もっとラストパスの精度を上げて、強い気持ちで戦う」と、約2年ぶりのタイトル獲得に力を込めます。
多くのなでしこジャパン(日本女子代表)選手を擁し、国内屈指の選手層を誇る日テレとI神戸の対戦は、平成最後のタイトル女王を決するにふさわしい戦いとなりそうです。
40回の節目となる皇后杯決勝戦は、2019年1月1日(火・祝)の元日、大阪府のパナソニックスタジアム吹田で開催します。40周年を記念して入場は無料。「皇后杯応援サッカーフェスティバル&よしもとチームエキシビションマッチ」や「NMB48によるハーフタイムショー」など、さまざまなイベントの開催も予定されています。
開催期間:2018年11月3日(土・祝)~2019年1月1日(火・祝)
【1回戦】 2018年11月3日(土・祝)・4日(日)
【2回戦】 2018年11月24日(土)・25日(日)
【3回戦】 2018年12月1(土)・2日(日)
【準々決勝】 2018年12月22日(土)
【準決勝】 2018年12月29日(土)
【決 勝】 2019年1月1日(火・祝)