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JFAエリートプログラム女子U-13、韓国との初戦を3-2で制する~JOC日韓競技力向上スポーツ交流事業~ #jfa #nadeshiko #JYD

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JFAエリートプログラム女子U-13韓国遠征 第1戦

2018年9月18日(火) キックオフ時間 15:30 試合時間 70分(35分ハーフ)
Paju NFC(韓国/坡州)

U-13日本女子選抜 3-2(前半1-1、後半2-1)U-13韓国女子代表

得点
20分 失点(U-13韓国女子代表)
21分 谷川萌々子(U-13日本女子選抜)
49分 米村歩夏(U-13日本女子選抜)
62分 失点(U-13韓国女子代表)
69分 米村歩夏(U-13日本女子選抜)

スターティングメンバー
GK:山内夏実
DF:古賀塔子、岡村來佳、米口和花、長崎咲弥
MF:早間美空、吉田玲音、北川愛唯、谷川萌々子
FW:竹内愛未、久保田真生

サブメンバー
GK:武藤咲
FP:柳原さくら、米村歩夏、原田柚葵、青井麻衣、渡部心、辻澤亜唯、田中聖愛

交代
HT 山内夏実→ 武藤咲
HT 長崎咲弥→ 青井麻衣
HT 早間美空→ 田中聖愛
HT 吉田玲音→ 柳原さくら
HT 北川愛唯→ 渡部心
HT 谷川萌々子→ 原田柚葵
HT 竹内愛未→ 米村歩夏
HT 久保田真生→ 辻澤亜唯

マッチレポート

韓国入りして3日目となった18日(火)、U-13韓国女子代表との第1戦を迎えました。この年代の選手たちにとっては「日本」チームとして臨む初の国際試合です。

晩夏の日差しが注ぐ坡州ナショナルフットボールセンターの素晴らしいピッチでの試合は日本ボールでキックオフ。

開始当初こそ韓国の体格の良さとボールへの寄せのスピードに戸惑いを見せながらも、徐々に日本がペースを握り、何度かのシュートチャンスを作り出します。しかし、いずれもシュートが韓国GKの正面についたり、ゴールの枠を捉えられず、なかなか得点が生まれません。逆に20分、韓国の中盤の選手がペナルティアークの外側でフリーとなり、打ったシュートがGK山内夏実選手(INAC多摩川レオネッサU-18)の頭上を超えてゴールに吸い込まれ、1点のビハインドとなりました。しかし、そのわずか1分後には日本もMF谷川萌々子選手(JFAアカデミー福島)が右サイドでボールを持ち、相手選手をドリブルで次々と交わしてシュート、個人技で同点とします。その後も押し気味に進める日本が何度かシュートチャンスを作ったものの、1-1の同点でハーフタイムを迎えます。

お互いの監督同士で参加選手たちへの経験を積ませることを第一の目的として全員の交代を可能と決めていたため、加藤賢二監督は前半出場しなかった選手全員をピッチに送り出します。

後半はなかなか思ったようにパスがつながらずボールの奪い合いとなる中、49分に右サイドバックの青井麻衣選手(F.C.DIVINE)から思い切った左前方への韓国DFラインの裏へのボールに米村歩夏選手(十勝FSリトルガールズ)が走り込み、GKとの1対1からのシュートを決めて2-1の逆転に成功。しかしその13分後、日本ゴールから30mの位置での韓国のFK。大きく蹴られた山なりのボールが直接ゴールに吸い込まれて同点に追いつかれます。

試合終了間際、左サイドの田中聖愛選手(アルビレックス新潟レディースU-15)からの縦へのパスを受けた辻澤亜唯選手(FCグローバル)がゴールライン付近までドリブルで持ち出し、マイナスに折り返したグランダーのボールを再び米村選手が蹴り込み、日本が3-2と勝ち越し、その直後にタイムアップとなりました。

接戦となった第1戦を制したU-13日本女子選抜。翌日は韓国との合同トレーニング、そして文化交流を行う予定です。

コーチ・選手コメント

木村リエコーチ(JFAナショナルトレセンコーチ/JFAアカデミー今治)
韓国へ来て初めての試合でした。試合前のミーティングで、加藤監督から今年度のU-13のテーマの一つでもある「観て、聞いて、感じよう!」の「観る」ことを意識してプレーすること、そのために攻撃においても守備においても、ボールのない状況(OFF)での準備を早くすることを確認しました。選手たちは試合の入りから、相手に対し自由にプレーをさせないようボールを奪いにいき、ボールを奪うと選択肢を持ちながらも積極的にゴールへ仕掛けてシュートを放つなどトレーニングでの成果、またミーティングで共有したプレーが多く見られました。日本よりも体格の大きな相手に対して決して走り負けしない、そして球際に厳しくいくオンザピッチでの姿勢は、将来、なでしこジャパンを目指す選手たちの高い意識のあらわれだと思います。またオンザピッチと同様にオフザピッチでの活動も積極的に、能動的にチャレンジし、残りの活動が今日よりも明日というように、全員が少しでも多くのことを積み重ねていってほしいと思います。

山内夏実選手(INAC多摩川レオネッサU-18)
私は今日の午前の練習で、試合に向けて「一発でキャッチする」ことと「配球するときに先に観ておく」ことを意識して取り組みました。なぜなら、一見当たり前のようなことですが、怠ったり適当にプレーすると、次の攻撃へのプレーや、丁寧にプレーしたいときに次のパスがずれてしまったりするからです。そして午後に試合をしたとき、この二つを意識し、プレーすることができました。しかし、足りなかったものも二つありました。それは「正確なポジショニング」と「常に準備する」ことです。失点したとき、いつ相手にボールを蹴られても良い準備ができていませんでした。また、シュートを打たれた後にゴールラインまで戻り切ることができず、失点してしまいました。「普段通り」ならできていたであろうことが、普段と違う環境、相手でできなくなってしまったことが反省です。もう1試合あるので、次の機会には全て丁寧にプレーして無失点で勝ち、一度も負けることなく日本に戻りたいと思います。

谷川萌々子選手(JFAアカデミー福島)
ゲーム前のミーティングでは、韓国代表は「当然フィジカルが強い」と監督から言われました。そして、いくつかの留意点について伝えられました。一つ目は周りを観ることです。周りを観ることによって選択肢が増え、その場面で一番良いプレーを選ぶことができるからです。今日の試合では、周りを観ることができたので、最後まで相手を見てシュートを決めることができたと思います。二つ目はリスタートです。ファールやコーナーキックでリスタートをすることで、相手が準備していないときに攻めることができます。三つ目は強い気持ちです。今回のように海外のチームと戦う上で、メンタル面はすごく大事だと思います。試合前にユニフォーム姿の韓国代表を見て、楽しみもありましたが、少し緊張しました。得点シーンは、ミーティングで言われていた観ることを意識できたことが要因だと思います。味方からボールを貰ったとき、相手が足を出してきたので抜きました。その後、最後まで相手を見てシュートコースを作ることができました。最後はキーパーを見て、コースが空いているところにシュートを打てました。次の試合でも得点を取り、勝利に貢献したいです。

米村歩夏選手(十勝FSリトルガールズ)
前半が終わったとき1-1だったので、後半に取り返して韓国に絶対に勝つと思って試合に入りました。韓国との試合で私が思ったことは、試合前に思っていたよりは自分たちがしっかり戦えていたことです。個人的にはドリブルが相手に引っかかったりして思うようにいかないときはありましたが、仲間が良いパスを出してくれたため、得点することができてよかったです。1点目は青井選手が良いパスを出し、相手GKと1対1になり、そのときはゴールが空いていなかったので、GKを抜こうと思いました。得点が1-1の状況だったので、ここで決めなければいけないと思い緊張はしましたが、相手GKを抜いて思ったような得点ができたので嬉しかったです。2点目は辻澤選手が良いパスを出し、そのときも同点だったので絶対決めてやるという気持ちで打つと決まり、試合に勝てたので良かったです。

青井麻衣選手(F.C.DIVINE)
ゲーム前のミーティングで相手のフィジカルが強いとわかっている上で、「走り負けしない、気持ちで負けない」という話がありました。私はゲームでマッチアップする相手よりも早く動いたり、たくさん走ったりすること、絶対に相手からボールを奪い、自分は相手をかわせるようにして、1対1の局面では負けないようにしようと思いました。普段はMFのポジションですが、今日のゲームではいつもはあまりプレーしたことがないサイドバックでプレーしました。慣れないポジションでしたが、自分で考えたりコーチからアドバイスをもらったりしながら、相手に走り負けないように走ったり、フィジカル面でも負けないように競り合うことができました。試合をやってみて、韓国の選手は全体的に技術が高く、切り返しが深いためボールがとても取りにくかったと感じました。しかし、自分もサイドバックとして相手が仕掛けてくるのを止めたり、ボールを持って受けたり相手を剥がしてシュートまで持っていくことができました。韓国との第2戦ではもっとシュートやドリブルでのチャレンジができるようにしたいです。

スケジュール

9月17日(月)AM/PMトレーニング
9月18日(火)AM
3-2
トレーニング
vs U-13韓国女子代表
9月19日(水)AM
PM
トレーニング
オフ・ザ・ピッチプログラム(文化交流)
9月20日(木)AM
PM
トレーニング
vs U-13韓国女子代表

※時間はすべて現地時間です。
※スケジュールは、チームのコンディションや天候等により急きょ変更する場合があります。


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