北マリアナ諸島女子代表が8月27日(月)から31日(金)までの5日間、神奈川県の星槎箱根仙石原総合スポーツクラブにてトレーニングキャンプを行いました。
今回のキャンプの目的は、9月2日(日)よりモンゴルにて行われるEAFF E-1 フットボールチャンピオンシップの1次予選へ向けたチーム強化であり、滞在期間中は計2試合のトレーニングマッチを行いました。
トレーニングマッチの結果は以下の通りです。
8月28日(火) | ● 0-6(0-4、0-2)/40分×2本 | vs 星槎国際高校湘南 |
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8月30日(木) | ● 0-6(0-2、0-4)/40分×2本 | vs JFAアカデミー福島女子U15 |
また、滞在期間中には浴衣の着付け体験を通して地元の方々との交流を深めました。
監督・選手コメント
Luam Khen Koo 監督
昨年に引き続き、ここ星槎にて合宿を行わせていただきましたが、私が経験した数あるキャンプの中でも1番と言えるキャンプの1つになったと思います。このキャンプ地の環境もそうですし、提供していただいた食事もとても素晴らしいものでした。ピッチも部屋の目の前にあり不便なく合宿を行うことができました。また合宿期間中に対戦していただいたチームのレベルは、私たちの普段のプレーの水準からするととても良かったです。私たちは常に日本から学びたいと思っています。なぜなら日本のサッカーのレベルは北マリアナ諸島全体と比べて遥かに高いですし、特に女子サッカーで言うならば、日本は世界一であると私は考えているからです。今回合宿を行った理由としては、サイパンでは競争が少なく、対戦相手がいないため、チームを良くするには我々より高いレベルのチームと戦う必要があります。そしてモンゴルで行われるEAFFに向けて、日本という地でいくつか練習試合をするのが最適だと考えました。今回の合宿に向けた準備、また期間中にJFAや星槎スポーツクラブにしていただいたチームへのサポートはとても助かりました。非常に感謝しております。またこういった形で日本に来るのは私にとっても光栄なことなので、また訪れる日を楽しみにしています。
Janelle Chojnacki 選手(キャプテン)
まずは私達、北マリアナ諸島代表チームにとって他国のチームと対戦することはとても大事なことだと思っています。なぜなら今回の遠征前にサイパンで行った練習試合ではU-16のチームと対戦するしかありませんでした。ボールのコントロールを練習するのには最適ですが、キーパーはシュートを1回しか受けなかったなど、私たちが挑戦しなければいけないことが少なかったのです。今回の遠征では2試合だけでしたが、キーパーを含めディフェンスラインが難しい局面に陥る回数が多かったので、とても良い練習になったと思います。またチームとしては監督からもシンプルにプレーするように伝えられていて、日本のチームはまさにそれを体現していました。圧倒的な技術があるにも関わらずシンプルにプレーしていたことがボールを失わない、試合に負けないということに繋がっていたように感じましたし、それを目の前で見て感じたことはとても良い経験となりました。最初の練習試合の前に、選手だけで1時間ほどミーティングを行いました。その中では個人として、またチームとしての目標設定を行いました。私たちとしても練習試合が厳しい内容になると予想していましたし、トレーニングキャンプということで勝利というのはプレーをする目的のほんの一部にしか過ぎないと理解しています。試合後はとても疲れていましたが、良い試合が出来たと確かな手ごたえを感じられました。対戦していただいたチームの選手たちは試合後もとてもフレンドリーで笑顔で素晴らしい人柄でした。本当に感謝しています。
Krizel Mae Antonio Tuazon 選手
今回のキャンプの後に控えるEAFFの大会ではグアム、モンゴル、マカオという3チームと戦う挑戦が待っています。今回の遠征中に対戦したチームのレベルがとても高かったので、負けてはしまいましたが、EAFFに向けてとても良い準備が出来、チームも良い状態になっていると思います。また星槎箱根仙石原総合スポーツクラブでの宿泊はとても有意義なものでした。ピッチは目の前にありますし、ホスピタリティも素晴らしく、とても親切にしていただきました。モンゴルではホテルに宿泊することになりますが、このようなリラックスした静かでサッカーに集中できる環境で合宿をし、チームがより結束できたことはとても良かったです。改めて今回の合宿をサポートしてくださったJFA、星槎箱根仙石原総合スポーツクラブ、そして対戦していただいたチームに感謝申し上げます。ありがとうございました。
AFC加盟協会の日本でのキャンプ受入れ
日本サッカー協会では、日本でのキャンプ実施の要請があった場合、トレーニングマッチのアレンジを含めた受け入れ手配全般をコーディネートし、各国協会のチーム強化をサポートしています。
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