なでしこジャパンは23日(月)、「2018 Tournament of Nations」に出場するために集合しました。
当初の発表から出発直前にメンバーが入れ替わりましたが、集まった19名の選手を前に高倉麻子監督は「アジア女王として臨む大会、結果にもこだわって戦おう」と話します。「初招集選手もいるが、ワールドカップに向けてすべてが競争」と発破をかけると選手たちの表情も引き締まりました。
乗り継ぎのデンバーではアメリカでプレーする川澄奈穂美選手が合流、初戦の開催地であるカンザスシティに到着したこの日はそのまま休息し、翌日からのトレーニングに備えました。
翌24日(火)は午前中にホテル横で軽く体を動かし、移動で硬くなった体をほぐします。午後は練習会場に出て、晴れ渡った空の下で約90分、ウォーミングアップからポゼッションやシュート、5対5のスモールサイドゲームまで精力的にこなし、限られた時間で積極的に疲労の除去とアメリカ戦に向けたチームづくりに取り組みました。選手たちは長時間の移動と時差で誰しも体が重たそうな様子でしたが、その様子を見た高倉監督は、「全然声が出てない。疲れてるのは分かるけれど、毎回のトレーニングに真剣に向き合ってほしい。ワールドカップで勝つ力を持っているはずだが、それを蓄えていくには毎日の積み上げが大事」と大会を目の前に控えて甘えを許しません。
夕食後には土光真代選手と杉田妃和選手が無事に合流し、22名全員で大会に臨む気持ちを新たにしました。
「2018 Tournament of Nations」の初戦アメリカ女子代表戦は日本時間27日(金)8:15キックオフ(予定)です。
選手コメント
GK #21 平尾知佳選手(アルビレックス新潟レディース)
移動後のコンディションは思ったより良く、いつも通り練習に臨めました。アメリカとはアンダー世代で戦ったことはありますが、フル代表を間近で見ることは初めてなので、とても楽しみです。自身のコンディションは良く、なでしこジャパンにも慣れてきて、色々なものが吸収できているので毎日がすごく楽しく、充実したトレーニングを行えています。大会では、アメリカ、ブラジル、オーストラリアと世界でもトップクラスの実力を持ったチームが対戦相手です。いつでも試合に出られるようにコンディションを整えることはもちろん、チームのために何ができるかを常に考えてプレーしていきたいと思います。
MF #15 阪口萌乃選手(アルビレックス新潟レディース)
3度目の海外遠征となり、不慣れだった飛行機移動も以前より慣れてコンディションもいいです。アメリカは世界ランク1位でとても強いチームですが、今回の大会でそういった強豪国と戦えるのは日本にとっても自分自身にとってもとてもいい経験となり、力になると思うので、どんな状況でもチームのために戦えるように、この後しっかり準備して頑張ります。
MF #17 籾木結花選手(日テレ・ベレーザ)
移動の疲れはほとんど無く、とても良い状態で練習に臨むことが出来ました。昨年の同大会でアメリカに0-3で負けた試合では、世界のトップレベルの強さを体感し衝撃を受けました。それから1年、アメリカ戦では自分自身で積み上げてきたものを発揮し、チームとして勝利出来るようしっかりと準備をしたいと思います。昨年は1分2敗の3位という結果になってしまいましたが、この1年間積み上げてきたものを信じ、優勝を目指して頑張ります。
スケジュール
7月24日(火) | AM/PM | トレーニング |
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2018 Tournament of Nations | ||
7月25日(水) | PM | 公式練習 |
7月26日(木) | 18:15 | vs アメリカ女子代表(Children's Mercy Park) |
7月28日(土) | PM | 公式練習 |
7月29日(日) | 16:20 | vs ブラジル女子代表(Pratt & Whitney Stadium) |
7月30日(月) | AM | トレーニング |
7月31日(火) | AM | トレーニング |
8月1日(水) | PM | 公式練習 |
8月2日(木) | 16:50 | vs オーストラリア女子代表(Toyota Park) |
※時間はすべて現地時間。
※スケジュールは、チームのコンディションや天候等により急きょ変更する場合があります。
2018 Tournament of Nations
大会期間:2018年7月26日(木)~2018年8月2日(木)
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