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8強進出チームが決定 JFA 第23回全日本U-15女子サッカー選手権大会 #jfa #nadeshiko #JYD

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ピックアップマッチ

ジェフユナイテッド市原・千葉レディースU-15 4-0(前半2-0、後半2-0)アンジュヴィオレBINGO

JFA第23回全日本U-15女子サッカー選手権大会は、7月23日(月)に2回戦8試合を行いました。第2試合のジェフユナイテッド市原・千葉レディースU-15(関東7/千葉)とアンジュヴィオレBINGO(中国1/広島)のカードは、千葉のペースで進みます。「昨日のゲームはみんなが緊張していて力が発揮できなかったので、今日は自分たちの良さを取り戻そう」と話した井上卓哉監督の言葉が奏功し、開始から持ち前のサイド攻撃でチャンスを演出。12分には、左サイドを突破した山﨑綾乃選手がゴール前にクロスを入れると、走り込んだ小林愛果選手がダイレクトで合わせ、均衡を破りました。

この一撃で勢いに乗った千葉は、27分にも山﨑選手と小林選手のホットラインで決定機をつくります。後方からのロングボールを山﨑選手が前線でコントロールすると、素早くペナルティーエリア内にスルーパス。DFの背後から抜け出した小林選手が2点目を奪い、前半を終えました。

後半も千葉の勢いは衰えません。開始直後の31分に途中出場したばかりの遠藤真緒選手がドリブルでゴール前まで持ち込み、チーム3点目を奪うと、以降は交代カードを次々に切りながらBINGOを押し込み、時間を進めます。守備も後半途中から出場したBINGOの早間美空選手のドルブルに苦しむシーンもありましたが、集中力を切らさずシュートをゼロに抑えると、アディショナルタイムには有川優来選手がダメ押しとなる4点目をマーク。準々決勝以降に弾みがつく白星を手にしました。

試合詳細はこちら

監督・選手コメント

井上卓哉監督(ジェフユナイテッド市原・千葉レディースU-15)
サイドにいる速い選手を生かしながら試合を運べたとは思いますが、まだまだ力を発揮できなかった子がいたのも事実です。普段はユースで練習している選手とプレーのタイミングが合わない場面も見られたので、修正して準々決勝に挑みたいです。このチームには、すでにU-18でプレーする選手もいます。今いる選手もこの夏を機に、正月のU-18の大会に出場する選手が出てきてほしいです。

FW #11 小林愛果選手(ジェフユナイテッド市原・千葉レディースU-15)
今日は1試合目とはタイプが違うチームで難しさもありましたが、DFからボールを回し、サイドからのクロスや3人目の飛び出しでゴールを狙う自分たちのサッカーができました。1点目も山﨑さんが突破したタイミングで、うまくスペースを見つけることができました。次に対戦するJFAアカデミー福島は普段対戦する機会が少ないチーム。今回の遠征に来られなかった選手が悔しい思いをしているので彼女たちの気持ちも背負いながら、自分たちの良さをしっかり出して勝ちたいです。

小倉咲子監督(アンジュヴィオレBINGO)
大雨の影響で大会に向けたプランがこなせず、選手がそろったのは2、3回ほど。チームとして掲げる「言い訳せずに戦おう」という言葉を合言葉に、苦しい中でも大阪学芸高校などに協力してもらい、大会に挑むことができました。この日の試合に向けては個の力で相手が上回っているのが分かっている中で、どう戦うかをみんなで考えてきました。大会前にも高校生との練習試合でどうすれば簡単にやられないかを確認したのですが、選手が怖気づいてしまい、相手のスピードに慣れるまで時間がかかったように感じました。心残りはありますが、持てる力は全て出し切れたと思うので、良かったです。

DF #15 故引美鈴選手(アンジュヴィオレBINGO)
技術、体力、気持ちと全ての面で相手との力の差を感じました。日頃の部分から自分たちの甘さがあったように感じます。良い時は良いのですが、悪くなると一気に落ち込んでしまうチームの悪い癖が出た試合でもありました。これからチームがさらに成長するためにはまず、自分が変わらないといけません。このチームで少しでも上に行きたいので、これから悔いが残らないように一日一日を大事にしながら頑張っていきたいです。

その他の試合結果

日テレ・メニーナ・セリアス(関東1/東京) 2-0(前半1-0、後半1-0)益城ルネサンス熊本FC(九州3/熊本) 
FC今治ひうちレディース(四国1/愛媛) 0-1(前半0-0、後半0-1)神村学園中等部女子サッカー部(九州1/福岡)
アルビレックス新潟レディースU-15(北信越1/新潟) 2-2(前半1-1、後半1-1、PK3-4)北海道リラ・コンサドーレ(北海道2)
名古屋フットボールクラブルミナス(東海5/愛知) 0-3(前半0-1、後半0-2)ノジマステラ神奈川相模原アヴェニーレ(関東3/神奈川)
浦和レッドダイヤモンズレディースジュニアユース(関東2/埼玉) 3-2(前半2-1、後半1-1)栃木サッカークラブレディース(関東4/栃木)
常葉大学附属中学校女子サッカー部(東海3/静岡) 0-0(前半0-0、後半0-1、PK2-4)白岡SCL(関東5/埼玉)
熊本ユナイテッドSCフローラ(九州2/熊本) 0-1(前半0-0、後半0-1)JFAアカデミー福島(東海1/静岡)

準々決勝展望

大会4日目の7月25日(水)は、準々決勝4試合を開催します。4年ぶりの頂点を目指すセリアスはテンポの速いパス回しからゴールに襲い掛かるのが持ち味で、今大会は2試合で14得点をマークしています。対する神村学園は、主将の愛川陽菜選手が「神村らしく走り勝つサッカーがしたい」と意気込むようにハードワークを持ち味にベスト4を狙います。

初の8強入りを果たした北海道リラ・コンサドーレは後半終了間際に同点に追いつき、勝利した2回戦と同様に粘り強い戦いで白星を目指します。試合のポイントとなるのは、守備の出来です。2試合で5得点をマークするノジマステラの根府桃子選手を封じることができれば、歓喜が近づくでしょう。

第2試合では、白岡の小島哲広監督が「いつも県内でバチバチ戦っている相手なので、選手と全国でも当たりたいねと話していた」と話す浦和との埼玉ダービーが実現します。互いに手の内を知り尽くした同士の対戦とあり、最後まで白熱した攻防が繰り広げられるでしょう。

アカデミー福島と千葉の一戦はゴール前に攻防から目が離せません。ここまで無失点を続けるアカデミー福島の堅守に対し、井上卓哉監督が「当たって砕けろの精神で挑みたい」と意気込む千葉のアグレッシブな攻撃で崩せるか注目です。

大会期間:2018年7月21日(土)~7月28日(土)
大会会場:J-GREEN堺(大阪府堺市)
大会情報はこちら


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