第3回デレナッツィオーニトーナメント決勝 vs U-16アメリカ女子代表
2018年4月29日(日) キックオフ時間 18:00 試合時間 80分(40分ハーフ)
イタリア/グラディスカ
U-16日本女子代表 0-5(前半0-1、後半0-4)U-16アメリカ女子代表
得点
1分 失点(U-16アメリカ女子代表)
51分 失点(U-16アメリカ女子代表)
58分 失点(U-16アメリカ女子代表)
68分 失点(U-16アメリカ女子代表)
80+4分 失点(U-16アメリカ女子代表)
スターティングメンバー
GK:中園花怜
DF:徳永雅、河岸笑花、田畑晴菜、杉澤海星
MF:百濃実結香、岩﨑心南、渡部麗、大西若菜
FW:城和怜奈、山崎愛海
サブメンバー
GK:石田心菜
DF:玉川実奈
MF:伊藤めぐみ、井戸ケイト、高和芹夏、築地育
FW:島田芽依、野田みゆう
交代
35分 百濃実結香→ 高和芹夏
57分 大西若菜→ 伊藤めぐみ
63分 渡部麗→ 築地育
70分 岩﨑心南→ 島田芽依
76分 徳永雅→ 井戸ケイト
76分 城和怜奈→ 野田みゆう
80+4分 中園花怜→ 石田心菜
マッチレポート
選手たちの緊張感が漂う中、相手ボールで18:00にキックオフ。
開始1分、相手の左サイドクロスから失点、0-1となります。
7分、右サイドでボールを持った大西若菜選手が中央の岩﨑心南選手へパスを繋ぎます。城和怜奈選手がワンツーで再び岩﨑選手へ送り、シュートを放つも得点にはつながりません。
なかなか日本のペースで試合をすすめることが出来ない時間帯が続きますが、全員でゴールを奪いに行く日本。27分、右サイドでボールを保持した城和選手がドリブルでゴールエリアまで入るもシュートまで繋げることができず、0-1で前半を終えます。
1点を追う日本は後半開始30秒、左サイドの高和芹夏選手から岩﨑選手へパス、そのボールをゴールエリア内の城和選手へスルーパスするもタイミングが合いません。その直後、再び左サイドでボールを保持していた高和選手からのパスを受けた岩﨑選手がクロスボールをあげますがオフサイドとなってしまいます。
1点を追う日本は積極的に攻め続ける中、51分、相手チームの右サイドを使ったクロスパスから失点、その7分後にも左サイドからのクロスボールがそのままゴールへ入り失点。0-3となります。得点が欲しい日本は、交代で入った伊藤めぐみ選手が右サイドからサイドチェンジ、そのボールを受けた渡部麗選手が高和選手へとパスをつなぎ、高和選手が左サイドペナルティエリア外からシュートするも得点にはなりません。攻め続ける日本でしたが、68分、相手に自陣でボールを奪われ失点0-4となります。
77分、中央でボールを持った築地育選手からパスを受けた野田みゆう選手が、高和選手へつなぎ、ミドルシュートを放つも得点とならず。後半アディショナルタイムにはPKを相手に与えてしまい、そのPKが決まり0-5で試合を終えました。
この結果を受け、日本チームは2位で本トーナメントを終えました。
監督・選手コメント
楠瀬直木監督
この年代では初対戦となるアメリカ。国際大会の決勝戦で対戦する事は今回の遠征の一つの目標でした。
立ち上がり早々に失点を許してしまい追いかける展開となってしまいました。勢いに飲まれてしまったのか、アプローチの距離が詰められずより一層苦しい場面を作られてしまいました。試合中に徐々に改善され五分五分な状態まで盛り返して来ましたがフィニッシュまでには至らず前半を0-1で折り返しました。後半はチャンスは作るものの決定力を欠き結果、0-5の大差で負けてしまいました。ミス絡みの失点もありましたが、予選リーグの3試合を19得点無失点で勝ち抜いて来たアメリカの破壊力、決定力は見事でした。しかし日本チームも最後まで諦めず戦う姿勢を見せ中盤を支配してきましたが、最後までアメリカのゴールを奪うことは出来ませんでした。
準優勝となってしまいましたがこの遠征は選手達にとっては非常に貴重な体験となり次に繋がる素晴らしいものでした。この貴重な体験を生かし今後に繋げて行きたいと思います。
DF #2 徳永雅選手(日ノ本学園高校)
アメリカとの決勝戦は0-5と差を見せつけられた試合でした。絶対勝つ!という気持ちで臨んだ試合でしたが負けてしまいとても悔しいです。でも失点のほとんどは自分たちのミスが原因で、得点も取れたと思います。だから今日の負けを忘れず、技術と当たり負けしない身体の強さを向上できるように日本に帰ってからの練習で意識を高く持ち、次に戦う機会があったときには負けないようにしたいです。優勝は逃しましたが、自分の課題をたくさんみつけることができたので、非常に良い経験となりました。
DF #6 河岸笑花選手(セレッソ大阪堺アカデミー)
今日の試合は、この大会の中で出た課題であるミスをしないことと自分たちの強みである明るさを意識して臨みました。しかし、前半早々スルーパスに抜け出した相手のスピードについて行けず失点してしまいました。その後も自分たちで守備のスイッチをいれることが出来ず相手のペースにのまれてしまったり、自分達がパスやコントロールのミスをしたりして、いい流れを作れず前半を0-1で折り返しました。ハーフタイムに気持ちをリセットし前向きな気持ちでチーム全員が後半に臨みましたが結果5-0で負けてしまいました。
アメリカ戦を含めこの大会で自分の課題を見つけることが出来ました。攻撃では相手のプレッシャーがあるなかで周りの状況を見て判断し、正確にパスをつなぐこと。守備では、背が高くスピードが早い外国人選手に1対1でボールを奪いきるためにボールがない時に駆け引きをすることです。例えば、ディフェンスラインをダウンするときの相手との間合いで相手に体を当てて相手が自由に動き出せないようにすることです。優勝は、逃してしまいましたが今、あげたような課題を含め、様々なことを感じることが出来た貴重な期間でした。この大会で自分の課題を見つけられたので世界に通用する武器をもてるようにチームに帰っても日々全力で練習していこうと思います。
FW #9 島田芽依選手(浦和レッズレディースユース)
今日はアメリカ代表と決勝戦がありました。0対5という大差で敗戦してしまい、この大会を準優勝で終えることになりました。私は途中出場し、チームの流れを変えるようなプレーを心がけてピッチに入りました。FWとして、点を決めてチームに貢献できるようにするということを目標にしていましたが、4試合した中で1得点もできませんでした。
今回の遠征ではたくさんの課題が見つかりました。課題はミスを少なくすることです。ミスをすることで、ゲームの一瞬の流れを変えてしまうので、しっかりと少ないタッチでパスを回すことをもっと突き詰めてやっていかないといけないと思いました。4試合で、厳しい試合でもみんなで乗り越えることが出来、よかったと思います。ですが、優勝というものを逃してしまったので、そこが世界のチームとの差だと改めて感じました。なので、自チームに戻ったら今回出た課題や成果を改善、向上させていけるように具体的な考えを持ち頑張りたいです。
スケジュール
第3回デッレナツィオーニトーナメント | ||
---|---|---|
4月25日(水) | 2-1 | vs U-17イングランド女子代表(@Latisana/イタリア) |
4月26日(木) | 0-0 | vs U-17ロシア女子代表(@Palazzolo/イタリア) |
4月27日(金) | AM/PM | トレーニング |
4月28日(土) | 2-1 | vs U-17ノルウェー女子代表(@Marano/イタリア) |
4月29日(日) | 0-5 | 決勝 vs U-16アメリカ女子代表(@Gradisca/イタリア) |
※時間はすべて現地時間
※スケジュールは、チームのコンディションや天候等により急きょ変更する場合があります。
第3回デッレナツィオーニトーナメント
大会期間:2018年4月25日(水)~2018年4月29日(日)
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