AFC女子アジアカップヨルダン2018でグループステージ2試合を終えて1勝1分としたなでしこジャパンは11日(水)、準決勝進出とFIFA女子ワールドカップフランス2019の出場権をかけたオーストラリアとの一戦を前に、一日を休養に充てました。
なでしこが戦うグループBは、オーストラリアと日本が1勝1分の勝点4、韓国が2分の勝点2とし、3戦目の結果次第でいずれのチームにも準決勝進出の可能性が残る混戦となっています。準決勝進出は同時にワールドカップ出場権獲得を意味し、最終戦は各チームともにこれまで以上に大事な一戦となります。
この日のなでしこジャパンはトレーニングをキャンセルし、午前中にホテルの周辺を散歩。また入念なストレッチで疲労回復に努め、その他の時間も体のケアや治療に充てるなど、各々がリフレッシュした時間を過ごしました。
高倉麻子監督は選手たちを前に、「韓国戦で(ワールドカップ行きを)決められなかったのは残念だけど、そこはもう仕方がない。2試合で勝点4は決して悪くない。次のオーストラリア戦に勝って決める。今は全員がそのひとつの強い気持ちを持って準備し、試合に臨むことが大事」と話しました。
なでしこジャパンはFIFA女子ワールドカップフランス2019の出場権獲得をかけて、13日(金)にオーストラリア女子代表との一戦を迎えます。
選手コメント
GK #18 山下杏也加選手(日テレ・ベレーザ)
これまで2試合に出場し、無失点で負けなしという結果については、少しはチームに貢献できているかなと思います。ただ、まだまだ準備不足なところもあります。次のオーストラリア戦は1点を争う勝負になると思うので、少しの油断が失点につながらないようにしたいです。
MF #16 隅田凜選手(日テレ・ベレーザ)
ここまで2試合を終えて失点をゼロに抑えられていることはチームとして良くなっているところだと思います。しかし、勝つためには点を取らなければいけないので、多少のリスクを負ってでも攻撃に枚数をかけてチャンスを多く作り出すことが重要だと思います。オーストラリア戦、とにかく勝つことだけに集中して臨みたいです。
MF #19 増矢理花選手(INAC神戸レオネッサ)
大会に入る前から簡単な試合はひとつもないと覚悟していましたが、やはりその通りでした。特に韓国戦では勝てばワールドカップ出場権を獲得できただけに、引き分けという結果で終わったことがすごく悔しいです。まだ、オーストラリア戦に勝つことで、ワールドカップ出場権、そしてアジアカップ優勝という可能性が残っているので、気持ちを切り替え、チーム全員で最後まで諦めずに戦い、勝利を掴みたいと思います。
スケジュール
AFC女子アジアカップヨルダン2018 | ||
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4月6日(金) | TBC | トレーニング |
4月7日(土) | 4-0 | グループステージ第1戦 vs ベトナム女子代表 (King Abdullah Ⅱ Stadium) |
4月8日(日) | TBC | トレーニング |
4月9日(月) | TBC | トレーニング |
4月10日(火) | 0-0 | グループステージ第2戦 vs 韓国女子代表 (Amman International Stadium) |
4月11日(水) | TBC | トレーニング |
4月12日(木) | TBC | トレーニング |
4月13日(金) | 16:45 | グループステージ第3戦 vs オーストラリア女子代表 (Amman International Stadium) |
4月14日(土) | TBC | トレーニング |
4月15日(日) | TBC | トレーニング |
4月16日(月) | TBC | トレーニング |
4月17日(火) | TBC | 準決勝(King Abdullah Ⅱ Stadium) |
4月18日(水) | TBC | トレーニング |
4月19日(木) | TBC | トレーニング |
4月20日(金) | 20:00 | 決勝(Amman International Stadium) |
※時間はすべて現地時間。
※スケジュールは、チームのコンディションや天候等により急きょ変更する場合があります。
AFC女子アジアカップヨルダン2018
大会期間:2018年4月6日(金)~4月20日(金)
グループステージ第3戦
2018年4月13日(金) 22:45キックオフ[日本時間]
なでしこジャパン vs オーストラリア女子代表
テレビ朝日系列/NHK-BS1にて全国生中継
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