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第24回全日本高等学校女子サッカー選手権大会 いよいよ決勝

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第24回全日本高等学校女子サッカー選手権大会は1月10日(日)、ついに全国の頂点に立つチームが決まります。「日本一」の称号を手にするのは、どちらのチームでしょうか。

頂点を争うのは、藤枝順心高校(東海1/静岡)と神村学園高等部(九州1/鹿児島)です。両チームともに優勝経験があり、決勝進出は藤枝順心が2年ぶりで神村学園は3年ぶり、優勝すれば藤枝順心にとっては9年ぶり、神村学園は10年ぶりのことになります。

藤枝順心は、ここまで試合巧者として勝負強さを見せてきました。大商学園高校(関西1/大阪)との準決勝では、「自分たちの良さを出すよりも、相手の良さを消すことを考えた」(多々良和之監督)と、相手にGKからのビルドアップをさせず、ロングボールを蹴らせることで自分たちにリズムを引き寄せました。序盤は押される場面もある中で、クロスやシュートまでは持ち込ませず、徐々に自分たちのペースに引き込んでいきます。こうした戦い方には大商学園の岡久奨監督も「これが勝負強さなのかと感じた」と話していました。

また、藤枝順心には頼れるエースがいます。今大会ここまで全試合で得点している児野楓香選手です。小柄ながら正確かつパンチ力の効いたシュートでゴールネットを揺らします。準決勝でも「FWは点を取ることが一番大事」との言葉どおり、苦しい体勢から繰り出したシュートが、流れを引き寄せる先制点となりました。3年連続でこの大会のピッチに立っており、「絶対に笑って帰りたい」と気持ちを高めています。

神村学園にもセットププレーという最大の武器があります。ここまでの全4試合で奪った11ゴールのうち、実に7得点がCKとFKから生まれています。準々決勝で対戦した常葉学園橘高校(東海2/静岡)の半田悦子監督も、「うまくボールを蹴る選手はいるけれども、パワー系のボールをあれだけ正確に蹴る選手はいない」と、キッカー水津桃果選手を称えていました。修徳高校(関東2/東京)も「当然ケアしていた」(有賀重和監督)と言いますが、その警戒網を打ち破るCKでの2ゴールで決勝進出を決めました。距離のあるFKは乘越令奈選手が担うなど、キッカーは1人だけではありません。

両チームには共通するポイント、試合の流れをつくるための走力があります。藤枝順心は技術に加えて、最後まで攻守にわたって互いにフォローし続けることで流れを生み出しています。神村学園は前線から果敢にプレッシャーをかけ、サイドから勢いに乗った攻撃を繰り出し、自分たちのペースにしていきます。これまで、走り勝ってきた両チーム。決勝でも最後まで懸命に走り、戦う姿を見せてくれることでしょう。

運命の一戦は1月10日(日)、ノエビアスタジアム神戸で14時15分キックオフとなります。

第24回全日本高等学校女子サッカー選手権大会

2016年1月3日(日)~1月10日(日)
大会情報はこちら


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