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なでしこジャパン カナダに0-2で敗れ、6位で大会を終える~アルガルベカップ2018~ #jfa #nadeshiko #daihyo #なでしこ

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アルガルベカップ2018 5・6位決定戦 vs カナダ女子代表
2018年3月7日(水) キックオフ時間14:55(現地時間) 試合時間90分(45分ハーフ)
Estadio Municipal da Bela Vista(ポルトガル/パルシャル)

なでしこジャパン(日本女子代表)0-2(前半0-1、後半0-1)カナダ女子代表

得点
20分 失点(カナダ女子代表)
50分 失点(カナダ女子代表)

スターティングメンバー
GK:山下杏也加
DF:鮫島彩、熊谷紗希、市瀬菜々
MF:阪口夢穂、有吉佐織、中島依美、隅田凜、長谷川唯
FW:菅澤優衣香、岩渕真奈

サブメンバー
GK:山根恵里奈、池田咲紀子
DF:宇津木瑠美、高木ひかり、大矢歩、三宅史織、清水梨紗
MF:猶本光、増矢理花
FW:櫨まどか、横山久美、田中美南

交代
HT 有吉佐織→ 清水梨紗
58分 中島依美→ 宇津木瑠美
58分 菅澤優衣香→ 田中美南
70分 清水梨紗→ 高木ひかり

マッチレポート

アルガルベカップ2018の最終戦、グループリーグを2勝1敗としたなでしこジャパンはグループBの2位カナダ女子代表との5・6位決定戦に臨みました。カナダは現在FIFAランキング5位につける強豪です。連日の雨天はこの日も変わらず、雨が降る中、14:55にカナダ女子代表ボールでキックオフしました。

なでしこジャパンはキックオフと同時に前線からアグレッシブな守備を見せ、ツートップの菅澤優衣香選手と岩渕真奈選手がカナダ守備陣を自由にさせません。これが功を奏し、序盤から攻守にもリズムが生まれます。翻ってカナダは深追いせず、一旦引いてコンパクトに中盤の守りを固めます。

なでしこジャパンはトレーニングの狙い通り、熊谷紗希選手、市瀬菜々選手のセンターバックからサイドを経由して前線にボールを運んでチャンスを伺います。9分にはこの形から左サイドを突破、序盤からチームの形を出します。振り続ける雨にミスが生まれてピンチを招くシーンもありますが、山下杏也加選手を中心とした守備陣がしのぎます。19分には岩渕選手が中央に持ち込んで思い切り右足を振り抜くもカナダDFのブロックにあい得点とはなりません。するとその直後の20分、カナダのペナルティーエリア内侵入を許すと、打たれたシュートが腕に当たったように見え、一瞬動きが止まったところのこぼれ球を再びシュートを打たれて失点、先制を許します。

追いつきたい日本はその後、守備面でも、失ったボールに素早く寄せて、連続して粘り強く守ります。30分、菅澤選手のポストが潰れたところを中島依美選手が抜け出してペナルティーエリア内にドリブル侵入するも、戻ってきたDFとGKにシュートは阻まれます。

そのまま決定的なチャンスは作れず前半は終了、0-1で折り返します。

後半は有吉佐織選手に替えて清水梨紗選手を投入するも、日本はなかなかリズムをつかめません。降り続く雨のせいか、パスが届かなかったり、攻守に出足が一歩遅い状況が続きます。

すると50分、なでしこジャパンのゴール方向に流れたボールに、熊谷選手が拾って運ぼうとしたところを、相手の足が伸びてきて、突かれたボールはそのままゴールイン。0-2とリードを広げられてしまいます。

反撃に出たい日本は53分、交代で入った田中美南選手が相手を背負ったままうまくターンして前を向くと、追い越した岩渕選手にスルーパスもわずかに届かずシュートには至りません。するとアクシデントが起こります。70分、1対1の守備で好守を見せていた清水選手が相手選手と交錯、負傷交代となります。

意地を見せたいなでしこジャパンは試合終了間際のアディショナルタイム、田中選手がペナルティーエリア内で倒されてPKを獲得。このチャンスに田中選手がそのままPKを蹴りますが相手GKのファインセーブの前に得点とはならず、そのまま試合は終了。なでしこジャパンは昨年と変わらず6位で大会を終えました。

この試合の後に行われる予定だったスウェーデン対オランダの決勝はさらに強まった雨の影響で中止となり、両チーム優勝という大会史上初の出来事となりました。

監督・選手コメント

高倉麻子監督
非常に悔しい敗戦になりました。カナダは世界ランク5位ということで、力があることはわかっていました。相手が持つスピードとパワーを受けないようにチーム全体で共有して試合に入りましたが、中盤のボール、ゴール前で守る場面あるいは攻める場面で力負けした感は否めません。ボールの動かし方はもっと工夫が必要だったと思いますし、連携をもっと高めないといけないと感じました。1点を追いかける中でさらに失点したことが大きく響き、全体的にバランスを崩してしまった結果となりました。攻撃面でもなかなか相手ゴール前に迫れず、シュートもほとんど打てなかったことは残念です。

DF #2 宇津木瑠美選手(シアトル・レインFC)
アルガルベカップのような連戦はなかなか経験できるものではありません。一つの試合で出た課題を改善して、すぐ次の試合に臨めるという貴重な機会です。一つの試合でうまくいかない時間帯というのは必ずあります。そこをなんとかかいくぐって、90分の中で自分たちのサッカーを取り戻すことが大事だと思います。出た課題に取り組んで、すぐに改善を図れる環境があるので、それを実際に試合の中で表現したいです。それができれば、もっと自分達のサッカーができるようになると思っています。このチームで勝ちたいと思いますし、そう思うことができるのならば、ここからさらに頑張れると思っています。

DF #4 熊谷紗希選手(オリンピック・リヨン)
​チーム全体でできたこと、できなかったことの両方があったと思います。大会を通じて修正しながら取り組んできました。日本は敗北から学べるチームです。今大会の結果を無駄にしないようにすることが大事だと思います。これを糧にして、もっともっと全員でチーム作りをしていきたいです。今回積み上げたものがリセットされないように、次に集まるときまでに今回のことを整理して、準備したい。そうすることでヨルダンでのアジアカップでいい結果が出せると信じています。

MF #10 阪口夢穂選手(日テレ・ベレーザ)
以前のカナダに比べて、フィジカルだけでなく、技術面でも向上していると感じました。前半は守備でもやれていましたし、良い連携も出せていたのですが、決められるところで決められてしまい、主導権を握れませんでした。1点取られても2点取り返す力が今の日本には必要だと思います。チームとしては、まずは失点しないことが大事なので、アジアカップに向けてそこを修正していきたいです。

スケジュール

ALGARVE CUP 2018
2月28日(水)2-6グループリーグ第1戦
vs オランダ女子代表(Estadio Municipal da Bela Vista)
3月1日(木)AM/PMトレーニング
3月2日(金)2-1グループリーグ第2戦
vs アイスランド女子代表(Estadio Municipal da Bela Vista)
3月3日(土)AM/PMトレーニング
3月4日(日)AM/PMトレーニング
3月5日(月)2-0グループリーグ第3戦
vs デンマーク女子代表(Estadio Algarve)
3月6日(火)AM/PMトレーニング
3月7日(水)0-25・6位決定戦
vs カナダ女子代表(Parchal)

※時間はすべて現地時間
※スケジュールは、チームのコンディションや天候等により急きょ変更する場合があります。

アルガルベカップ2018

大会期間:2018年2月28日(水)~3月7日(水)

大会情報はこちら


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