なでしこチャレンジ　なでしこジャパンへの挑戦2日目は体と頭をトレーニング #jfa #nadeshiko #daihyo

2月5日(月)、大阪府のJ-GREEN堺で行われているなでしこチャレンジの活動は2日目を迎え、選手たちは午前と午後の2回、トレーニングを行いました。

大阪湾からの冷たい海風が吹くピッチで、まずはジョギングやストレッチ、コーディネーションで入念に体をほぐします。パス＆コントロールのトレーニングでは、ただ止めて蹴るだけでなく、対戦相手を想定した上でポジションを取る、ボールをコントロールする、そして複数のプレー選択肢を持つよう指導の声が飛びます。また、ポゼッションのトレーニングでは視野の確保やボールに寄ること・ボールから離れること、関わり続けることが繰り返し意識づけされました。コーチ陣の声がかき消されるほどの強い風の中でも、選手たちは集中してトレーニングに励みます。

過去に年代別代表チームでアジアや世界で戦った同士もいれば、初めて顔を合わせる選手もいる中、皆がなでしこジャパンにチャレンジするという気概を持って明るく積極的にトライしています。食事中も笑い声が絶えず、徐々にいい雰囲気が作られてきています。

夜は大橋昭好GKコーチから攻守の原理原則についてレクチャーがなされ、体を動かすだけでなく、頭でサッカー理解を深める時間となりました。

選手コメント

MF 瀬戸口梢選手（ジェフユナイテッド市原・千葉レディース）
これまで年代別代表も含めて代表チームへの参加は初となります。参加する選手たちは皆シビアで、緊張感の高い雰囲気かと思っていましたが、チャレンジという活動テーマもあり、境遇が同じというか、目指すものが同じでいい雰囲気の中、活動に臨めています。招集されたこと自体が光栄なことと思っています。私は年齢的に見てもこの後多くのチャンスがあるとは思っていません。なでしこジャパンを目指すこともそうですが、この活動を個人のレベルアップにつなげていきたいです。代表には呼ばれないのが当たり前だと思っていた状況で、自分には失うものもありませんし、あとはやるだけだと思っています。

MF 杉田妃和選手（INAC神戸レオネッサ）
来年は女子ワールドカップ、2020年には東京オリンピックもありますし、そうした国際舞台でなでしこジャパンの一員としてプレーすることは自分の目標でもあります。この活動に参加することで、そこに一歩でも近づけたのは嬉しかったです。5日間という短い期間ですが、豊富な運動量を生かして献身的にボールにたくさん関わるという自分の長所をアピールしていきたいと思います。年代別代表以外で代表に関わるのは初めてです。私はグループに溶け込むことが苦手なのですが、アンダーカテゴリーの代表では皆年齢が近く、無理をしなくてもチームに溶け込むことができました。幅広い年代の選手が集まる今回のような活動では無理してでも努力しなければいけませんし、これまでの自分にはそうした頑張りが足りなかったと思っています。苦手なことを苦手なままにしておかず、自ら変えていけるように取り組んでいきたいと思います。

FW 堀江美月選手（静岡産業大学磐田ボニータ）
ユニバーシアードには参加していますが、年代別代表含めてこうした活動は初参加です。呼ばれたと知った時は正直驚きました。高倉監督は昨年末の全日本大学選手権も見てくれたそうで、高さで負けなかったことや、前線でボールを収めることができたことが選ばれる要因になったのではと感じています。なでしこジャパンでフィジカルの強さが求められている中で、自身の強味である高さやパワーをアピールしていきたいです。これまでも得意なプレーに対する自信はありましたが、今回選ばれたことについても自信の上積みにしていっていいかなと思っています。これまで自分は優し過ぎるとか、メンタルが弱いと言われてきましたし、自分でもそう感じています。そんな弱気な自分が嫌で、この活動もひとつのきっかけにして強くなりたいです。自分は上手い選手ではありませんが、特長があるからこそ呼ばれたと思っています。この活動では自分の良さをまだまだ出せていないので、残り3日間、存分に発揮していきたいです。

スケジュール

※スケジュールは、チームのコンディションや天候等により急きょ変更する場合があります。