2月4日(日)、なでしこチャンレンジのメンバーが大阪府内に集合し、8日(木)までの5日間、その名の通り、なでしこジャパンへの挑戦が始まりました。
集合初日のこの日は午後に軽めのトレーニングを行いました。ランニングやコーディネーションで体をほぐした後に、2人組のパス練習では、高さやカーブを蹴り分けさせ、選手のキック技術を見定めます。その後はポゼッションやラインを通過して得点を争う対人トレーニングをこなし、最後はピッチサイズを狭めてのゲーム形式で終了となりました。
夕食後のミーティングでは集まった選手たちを前に、「私は誰にも簡単にレギュラーを与えるつもりはない。簡単に代表を名乗らせることもしたくない」と話した高倉麻子監督は、「自分自身の力でなでしこジャパンの座をつかみ取ってほしいし、それができる選手だと思っているから集めた」と続け、この活動の意義を選手たちにはっきりと伝えます。初日で初の顔合わせが多いこともあり、互いを知る目的で、3人1グループになって他己紹介を行い、笑顔の多い締めとなりました。
選手コメント
GK 松本真未子選手(浦和レッズレディース)
なでしこジャパンとはやはり雰囲気は違うと思いました。なでしこジャパンでは自己主張する選手も多い中で、まだ皆遠慮がちな感じです。自分はまだまだ信頼を勝ち取れていないと思うので、期間中に行われる練習試合も1試合のみですが、そうした場でも自身の強味であるシュートブロックを安定して発揮して、アピールしたいと思います。
DF 櫻本尚子選手(ジェフユナイテッド市原・千葉レディース)
メンバー発表時の監督のコメントにもあったように、なでしこにチャレンジするというテーマで集まりました。ここは自分にとってラストチャンスだと思っています。なでしこジャパンに絶対に入る、なでしこジャパンの勝利に貢献するんだという気持ちを持って臨んでいます。なでしこジャパンのスタッフ陣が指導にあたるということで、緊張感の強い現場かと想像していましたが、とてもウェルカムな雰囲気で、自分は今回最年長ということもあり、質の高い活動にできるように雰囲気作りにも取り組んでいきたいと思っています。この活動、死ぬ気で取り組んで、チャンスをものにしたいです。
MF 三浦成美選手(日テレ・ベレーザ)
所属している日テレ・ベレーザには代表選手も多く、自分はあまり試合にも出られていないので代表の活動は縁遠いものと思っていました。チャレンジというカテゴリーではありますが、この場に来られたことは素直にうれしかったです。監督は「チャンスがある」と話してくれましたが、今回くらいしか見てもらえるチャンスはないと思います。私はスピードやフィジカルで勝負できるタイプではありません。相手の逆を突いたり、味方とのコンビネーションというところで力を発揮するタイプだと思いますので、この活動でもそうした自分の良さをアピールしたいです。
スケジュール
2月4日(日) | PM | トレーニング |
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2月5日(月) | AM/PM | トレーニング |
2月6日(火) | AM/PM | トレーニング |
2月7日(水) | AM/PM | トレーニング |
2月8日(木) | AM | トレーニング |
※スケジュールは、チームのコンディションや天候等により急きょ変更する場合があります。