第24回全日本高等学校女子サッカー選手権大会の準々決勝4試合が1月6日(水)に開催されます。ベスト4に勝ち進むのは、どのチームでしょうか。
今大会では、前回大会のファイナリスト2チームがすでに姿を消しています。日ノ本学園高校(関西2/兵庫)と常盤木学園高校(東北1/宮城)が1回戦で激突し、常盤木学園が3連覇を狙う日ノ本学園に1-0で競り勝ちました。しかし、その常盤木学園も2回戦で大会を去ることに。常盤木学園を破ったのは、常葉学園橘高校(東海2/静岡)。シュートとCKの数で常盤木に上回られながらも、0-0で試合を終え、PK戦の末に勝ち上がりました。常葉学園橘が準々決勝で対戦するのは、2度の優勝経験がある神村学園高等部(九州1/鹿児島)です。神村学園は、ここまで2試合でCKとFKから4得点を挙げています。接戦を競り勝ってきた常葉学園橘との試合でも、セットプレーが一つのカギになるかもしれません。
修徳高校(関東2/東京)も、粘り強く準々決勝まで勝ち進んできました。1回戦では前半こそシュート0本に終わったものの、後半にCKから決勝点。2回戦では14本のシュートを得点に結びつけられない中で臨んだPK戦で、キッカー全員がきっちり決めて、勝利を手にしています。2試合5得点と好調のFW北方沙映選手を擁する岡山県作陽高校(中国1/岡山)との対戦では、どちらが最後まで戦い抜くか注目です。
大商学園高校(関西1/大阪)は出場チーム中最多の11得点、高崎健康福祉大学高崎高校(関東5/群馬)はそれに次ぐ計9得点と、攻撃力を前面に打ち出してベスト8へと進んできました。縦へのスピード感あるサッカーが持ち味の大商学園は1、2年生の選手が多く、勢いに乗っています。交代出場の選手が活躍している点も、終盤の戦い方に幅をもたらす好材料といえるでしょう。対する健大高崎は、向井彩香選手がCKキッカーとして2アシストに加えて、ここまで3得点と攻撃をリードしています。攻撃的な両チームによる一戦は、真っ向勝負が期待できそうです。
鳳凰高校(九州2/鹿児島)のキャプテン・米里ひなた選手は「準々決勝に照準を合わせてきた」と話します。大一番の相手は前回大会ベスト4の藤枝順心高校(東海1/静岡)で、1、2回戦とも危なげない戦いぶりで勝ち上がってきました。鳳凰の米里主将は「自分たちはうまくはないけれど、粘り強く戦いたい」と豊富な運動量をベースに戦い抜く覚悟です。1回戦でCKキッカーとして相手のオウンゴールを誘発し、2回戦でも正確なFKを送った増田玲那選手のセットプレーも、大きな武器となりそうです。
準々決勝第1試合は10時30分、第2試合は13時45分に、それぞれ三木総合防災公園内の2つの陸上競技場でキックオフとなります。
第24回全日本高等学校女子サッカー選手権大会
2016年1月3日(日)~1月10日(日)
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