11月14日(土)、15日(日)に第37回皇后杯全日本女子サッカー選手権大会2回戦が行われます。このラウンドから、シードされていたプレナスなでしこリーグ1部、2部の16チームも登場し、各チームの大会での戦いぶりがさらに激しさを増すことになりそうです。
2回戦では、前回大会で5年ぶり11度目の頂点に輝いた日テレ・ベレーザ(なでしこ1部/東京)と対戦する藤枝順心高校(東海/静岡)や、神村学園高等部(九州/鹿児島)、日ノ本学園高校(関西/兵庫)といった1回戦を突破した高校生チームが格上のクラブに挑みます。特に、アンジュヴィオレ広島(なでしこ2部/広島)と対戦する日ノ本学園は、1月の第23回全日本高等学校女子サッカー選手権大会、8月の平成27年度全国高等学校総合体育大会サッカー競技大会(女子)を制した高校チャンピオンだけに、多くの注目を集めています。
なでしこリーグ1部と2部チームによる対決も見どころの一つです。ジェフユナイテッド市原・千葉レディース(なでしこ1部/千葉)はスフィーダ世田谷FC(なでしこ2部/東京)と対戦、スフィーダは1回戦で森仁美選手の3得点を含む9-0で大勝しており、攻撃的な試合が期待されます。ほかにも、1回戦で1-0の接戦を制したJAPANサッカーカレッジレディース(なでしこ2部/新潟)はベガルタ仙台レディース(なでしこ1部/宮城)と、FC吉備国際大学Charme(なでしこ2部/岡山)はASエルフェン埼玉(なでしこ1部/埼玉)と対戦するなど熾烈な争いが繰り広げられそうです。
また、ここまで大学のチームも存在感を示しています。1回戦で福岡J・アンクラス(なでしこ2部/福岡)を破った早稲田大学(関東/東京)はASハリマアルビオン(なでしこ2部/兵庫)と対戦。第23回全日本大学女子サッカー選手権大会準優勝の大阪体育大学(関西/大阪)は、伊賀フットボールクラブくノ一(なでしこ1部/三重)と戦います。大東文化大学(関東/埼玉)、静岡産業大学磐田ボニータ(東海/静岡)も1回戦を無失点で勝利しており、勢いそのままに3回戦進出を目指します。
1回戦の16試合では計60得点が生まれました。強くしなやかなシュートや豪快なミドルシュート、鮮やかな連係から生まれた得点、セットプレーによるものなど、各試合でバリエーションに富んだゴールが決まっています。一方で、各チームが守備を強化して大会に臨んでおり、相手の攻撃を無失点で抑えたゲームも「12」を数えます。カップ戦特有の1点を争う攻防も見逃せません。
なお、2回戦4試合の様子はJFA-TVにてライブ配信いたします。
JFA-TV 第37回皇后杯全日本女子サッカー選手権大会
第37回皇后杯全日本女子サッカー選手権大会
11月7日(土)~12月27日(日)
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