第8回全日本女子ユース(U-15)フットサル大会が1月7日(日)に愛知県豊田市で開幕します。2日間の熱戦を前に、日本女子フットサル代表の高尾茜利選手(福井丸岡ラック)に大会の思い出などを聞きました。
――全日本女子ユース(U-15)フットサル大会について印象に残っていることは?
高尾 記憶に残っていることは、金メダルがもらえた時にめちゃくちゃ嬉しかったということと、3年生の時に優勝できなかったのが悔しかったことです。それに同年代の選手たちとフットサルの試合ができて、すごく楽しかったです。私たちは全日本女子フットサル選手権大会などで大人の選手と試合をしていたので、格上の選手たちから刺激を受けていましたが、同じ年の選手たちと対戦することでまた違った刺激をもらえました。
――同年代の選手と対戦して、自分たちの力を計るという面もあるのでしょうか?
高尾 ありますね。自分たちは他のチームよりもフットサルの経験が多かったと思いますが、全国にはうまい選手たくさんいて、満足してはだめだと思いました。同年代の選手には絶対に負けたくないという気持ちも湧いてくるので、すごく良い大会でした。欲を言えば、男子のように18歳以下の大会もあると、全日本女子フットサル選手権にもつながっていき、さらに良いと思います。
――U-15年代で、フットサルをやる上で、これができると良いなということはありますか。
高尾 あの時は自分たちなりに一生懸命やっていましたが、今考えたら、セットプレーなどのフットサルらしい動きをもっと使えていればよかったです。振り返ってみると、セットプレーでもパターンが少なかったので、チームのみんなで話合ったりして、新しいパターンをつくって大会に臨むことも必要だったかもしれません。
――福井丸岡ラックは2017年11月に開催された第14回全日本女子フットサル選手権大会で初優勝を果たしました。高尾選手は5試合で15得点と大活躍しています。大舞台で活躍できた秘訣はありますか。
高尾 最後まであきらめないことと、本当にチームのみんなと自分を信じ続けて走り抜いたこと。そして何よりもフットサルができるということで、楽しんでプレーした結果です。もちろん緊張もしましたが、大舞台はなかなか味わえないので、その緊張感すら楽しんでプレーしていました。
――最後に、今大会に出場する選手たちへメッセージをお願いします。
高尾 カテゴリー別の全国大会は、中学生年代までしかありません。今回の全国大会に出られない選手がたくさんいる中で、出場できることは幸せなことだと思うし、誇りを持って戦ってほしいと思います。自分たちは最後の大会で優勝を逃してしまって、今でもあの時に戻りたいと思うので、今大会に出場する選手には悔いのないように最後までやり切ってほしいです。結果も大事なのですが、チームのみんなと大きな舞台でフットサルができるということを楽しんでください。この大会がきっかけでフットサルの面白さに気づいてもらって、フットサルがしたいと思ってくれる選手が増えたらすごくうれしいです。若い世代が育ってくれたら日本は強くなるので、まずはフットサルの楽しさを知ってもらいたいです。
第8回全日本女子ユース(U-15)フットサル大会
【開催日】2018年1月7日(日)~8日(月・祝)
【会場】愛知県/スカイホール豊田
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