U-18の女子クラブチーム日本一を決する「JOCジュニアオリンピックカップ第21回全日本女子ユース(U-18)サッカー選手権大会」が1月3日(水)にJ-GREEN堺で開幕します。ここでは前回大会の模様をプレーバックします。
第20回大会は、全国から予選を勝ち抜いた16チームが出場。決勝進出を懸け、J-GREEN堺で戦いました。
大会序盤を勝ち抜き、準決勝に残ったのは、セレッソ大阪堺ガールズ(関西1/大阪)、ジェフユナイテッド市原・千葉レディースU-18(関東3/千葉)、スフィーダ世田谷FCユース(関東2/東京)、浦和レッズレディースユース(関東4/埼玉)の4チームです。
力の均衡したC大阪と千葉による準決勝は一進一退の展開となります。試合のペースは千葉がつかみますが、先手を取ったのはC大阪でした。45分にサイド攻撃から宝田沙織選手が先制ゴールを決め、1-0で試合を折り返します。1点を追いかける千葉も、55分に得意のセットプレーから同点に追いつきます。しかし、その7分後、矢形海優選手が裏へ抜け出してゴールを決め、再びC大阪がリードします。その後、C大阪は反撃を受けますが1点リードを守りきり、決勝進出を決めました。
準決勝の第2戦では、世田谷と浦和が対戦。この2チームは関東地域予選でも対戦しており、世田谷が2-0で勝利を収めています。しかし、この試合で先制したのはリベンジを期す浦和でした。14分に、長野風花選手からパスを受けたワタリユキ選手が相手DFをかわしてシュートを放ち、先制点を奪います。その後も浦和は得点を重ねて、5-0で勝利。予選で負けた雪辱を果たし、決勝に駒を進めました。
迎えたC大阪と浦和による決勝は、C大阪が序盤から攻撃を仕掛けます。23分にFKのこぼれ球をC大阪の野島咲良選手が決めて先制、決勝までの3試合を無失点で乗り切っていた浦和守備陣の均衡を破ります。30分にもCKを宝田選手が競り勝ち、追加点を奪い、C大阪が2点をリードして前半を折り返します。
後半からの巻き返しを狙う浦和でしたが、47分に野島選手に2点目を許して窮地に追い込まれます。長野選手を中心に攻撃の機会をうかがうものの、守備を固めるC大阪の前にチャンスをつくることができません。
試合終了間際には宝田選手がダメ押しゴールを決め、C大阪が4-0で大会連覇を達成。試合後、C大阪の竹花友也監督は「決勝の舞台でベストゲームをして目標を達成することができました。彼女たちを褒めてあげたいです」と選手たちを称えました。
セレッソ大阪堺ガールズが、今大会も攻撃的なサッカーで3連覇を達成するのか。それとも前回大会準優勝の浦和レッズレディースユースや、過去最多6回の優勝を誇る日テレ・メニーナなどのチームが連覇を阻むのか。若きなでしこの熱き戦いにご注目ください。
JOCジュニアオリンピックカップ第21回全日本女子ユース(U-18)サッカー選手権大会
大会期間:2018年1月3日(水)~2018年1月7日(日)
会場:J-GREEN 堺(大阪府堺市)
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