なでしこジャパンは24日(金)、来年のAFC女子アジアカップ開催地であるヨルダンで、ヨルダン女子代表との国際親善試合に臨みました。キックオフは16時。日が傾きはじめ、気温も徐々に下がる中、日本のボールでキックオフです。
「積極的にプレーすること、やりきることが大事。この試合を終えてまた一段階上げて、目標の世界一に近づけるようにしよう」と選手を送り出した高倉麻子監督の言葉通り、日本は前線からの積極的な守備で主導権を握ります。ボールを奪うと、組織的にも個人的にも上回る日本がヨルダン陣内で攻撃する時間が長くなり、得点に期待がかかります。中盤の阪口夢穂選手を中心にボールを繋ぎ、右サイドで積極的に高い位置を取る中島依美選手、岩渕真奈選手らが絡み、多彩な攻撃パターンでヨルダンゴールに迫ります。すると27分、オフサイドぎりぎりで抜け出した岩渕選手がボールを受けると相手を交わして中央に切り込みシュート。これが決まって先制点を奪います。さらに3分後、岩渕選手が阪口選手とのワンツーで再び裏に抜け出すと、迎えたGKとの1対1を落ち着いて決めてリードを広げます。前半終盤にはあわやオウンゴールといったシーンもありましたが、失点には至らず、このまま2-0で前半を終えます。
日本はハーフタイム明けに選手3人を交代。後半も日本が前線からのプレスでヨルダンを押し込む状況が続きます。56分、スルーパスに抜け出した中島選手からのクロスで絶好のチャンスを作り、ゴール前中央で上野真実選手が合わせるも相手GKのファインセーブに阻まれて追加点とはなりません。63分、日本は2回目の交代でキャプテンの熊谷紗希選手をベンチに下げ、代わって入った宇津木瑠美選手がキャプテンマークを巻きます。その直後に宇津木選手が放ったミドルシュートは枠に飛ぶも、相手GKのセーブにより得点にはなりません。追加点を奪えずに時間が進むと、73分、この日一番のピンチを迎えます。相手の素早いリスタートで裏を取られ、日本ゴール前まで攻め入られますが、懸命に戻った鮫島選手がシュートコースを限定し、池田咲紀子選手がセーブ、難を逃れます。その後も日本は終始攻め続けるも決め手を欠いて追加点は奪えず、試合は2-0のまま終了しました。
スケジュール
11月21日(火) | PM | トレーニング |
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11月22日(水) | AM/PM | トレーニング |
11月23日(木) | TBC | トレーニング(TBC) |
11月24日(金) | 2-0 | 国際親善試合 vs ヨルダン女子代表(King Abdullah Ⅱ Stadium) |
※時間はすべて現地時間
※スケジュールは、チームのコンディションや天候等により急きょ変更する場合があります。