女子GKキャンプ2日目の18日(土)は、朝からあいにくの空模様となりましたが、午前、午後とトレーニングを行いました。雨足が心配される中、24名の選手たちは「攻撃参加」、「シュートストップ」をテーマにトレーニングを実施。また、夜のミーティングでは、9月に行われたAFC女子U-16選手権の映像を見ながら、それぞれの視点で試合の分析をし、グループごとに分析結果の発表を行いました。
最終日となった19日(日)は、天候に恵まれ、選手たちはこのキャンプ最後のトレーニングを元気に取り組み、今年度最後となるGKキャンプを打ち上げました。解散の際は集まった24名での時間を名残惜しみながらも、また再会できることを誓い合い、それぞれの帰路につきました。
コーチ・選手コメント
轟奈都子ナショナルトレセンコーチ
今回は中学生年代の選手24名を招集し、トレーニングキャンプを行いました。集合後の最初のミーティングでオンザピッチ・オフザピッチ両面において「ミスを恐れず積極的にトライすること」と「質の追求を意識して取り組むこと」を選手たちと確認し、3日間の活動をスタートしました。初日にフィジカル測定を行い、その後はU-15/14のグループとU-14/13の2つのグループに分かれ「攻撃参加」「シュートストップ」「クロス」をテーマにトレーニングを行いました。どちらのグループもすべてのトレーニングにおいてミスを恐れず積極的にトライする姿や攻守に積極的に関わろうとする姿が数多くみられ、トレーニングを重ねる中で良い準備や基本技術の理解が深まっていきました。
またオフザピッチの部分でもミーティングでのグループワークや発表で積極的に取り組む姿やトレーニング前後の準備・片付け、宿泊施設での立ち振る舞いや食事において常に質の追求を意識して行動する姿も見られ、3日間で選手の成長を感じることができました。選手たちには「ボールを止める・蹴る・投げる・つかむ・弾く」という基本技術の徹底と質の追求にこだわり、今回のキャンプで学んだこと・感じたこと・気づいたことを今後の成長につなげていけるよう、高い意識を持って取り組み続けてもらいたいと願っています。今回のキャンプに関わってくださった関係者の皆様に感謝申し上げます。
中園花怜選手(セレッソ大阪堺ガールズ)
今回のGKキャンプを通して感じたことは、二つあります。一つ目はプレーの質を高めることです。パスの質など精度を高めて前線までつながるパスを常に出せるようになるのと、シュートストップなどの技術面でも質を高めていくことがとても重要だと思いました。二つ目は、日常から食事、休養、体のケアなど意識して取り組むことの重要性です。意識することで、良い状態を保つことができるからです。このようなことを自チームに持ち帰り、日常から取り組んでいきたいと思います。
草苅希羽選手(岡山湯郷Belle U-15・U-18)
私が今回のキャンプで意識したことは、積極的なプレーをすることです。トレーニングでは、コーチングの質やファーストタッチの質を高めることができました。また、できなかったことはパスのスピードや裏へのパスです。私はボールを持つとすぐに焦ってしまうので、もっと落ち着いてプレーをしなければと思いました。今回のキャンプでできなかったことを、チームで当たり前にできるようにしていきたいです。
田村亜沙美選手(ジェフユナイテッド市原・千葉レディースU-15)
私はこのキャンプでこれからの課題が見つかりました。それは、「頭より上のボール」の処理です。頭の上にボールがくるとわかってからのステップが遅く、上に高く飛べず、体が流れてしまいます。このような頭の上にくるシュートは試合でも必ずあると思うので、練習していきたいです。その中でも、ステップを踏む速さ、手を挙げるタイミング、ジャンプの高さなど一つ一つ確認しながら練習していきたいです。このキャンプで学んだことを活かし、これからも頑張っていきたいと思います。
スケジュール
11月17日(金) | PM | ミーティング/メディカルチェック トレーニング |
---|---|---|
11月18日(土) | AM/PM | トレーニング |
11月19日(日) | AM PM | トレーニング ミーティング |
※スケジュールは、チームのコンディション等により急きょ変更する場合があります。